A leader is a dealer in hope.
　 (リーダーは希望を売る商人だ)：ナポレオンの言葉より

　この言葉は、リーダーほどの人は、明るい展望を常に示して進まなければならない、ということを表しています。 リーダーでなくても、社会的な存在として生きているすべての人間に、この心構えが必要でしょう。

１．希望がなければ円満はむずかしい
２．希望を見いだす
３．工夫が必要

　人は常に希望を持っていなければなりません。 そして、それを周りにわけてあげられれば素晴らしい。夫婦二人の持つ雰囲気がいつも絶望的だと、 夫婦間の円満を保つことはかなり難しいでしょう。

　だれでも、具体的な希望が見えている状況にあれば、その希望を示すことができます。 しかし、いつもそんな楽な状況ばかりであるとは限りません。 希望のかけらも見えないような困難な状況に置かれたとき、かすかな光でも自らが見いだす必要があります。

　感情の赴くままに行動し、自然な精神作用や置かれている環境に左右されやすいというのでは、 とても絶えず希望を示すということはできません。 希望を持ち続けるためには、自然に明るく振る舞うだけでは不十分で、明るさを見いだす工夫が必要です。 場合によっては、希望を作り出すという表現の方が合っているかもしれません。

　希望の光を見据えて方向を示すことで、パートナーと周囲の人たちに希望を与えることができるでしょう。 そして、それを、努力しなければならない義務としてでなく、人生の楽しみの一部である工夫として感じることができれば申し分ないでしょう。

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